2018 もてぎEnjoy 7時間耐久レース参戦記

2018/07/05
NCP91 Vitz

2018年6月30日と7月1日に、ツインリンクもてぎにて開催された「2018 もてぎEnjoy 7時間耐久レース」に参戦いたしました。

今年で7回目の参戦となったレースでしたが、今年は今までになく予選前の練習走行からセンサー系のトラブルに悩まされました。

走行中にいきなりABSの警告灯が点灯し、その先のコーナーでハード目にブレーキングすると簡単にリアがロックしスピン状態に。練習走行で出走台数も少なく難を逃れましたが、決勝の混戦の中だと大変なことになります。

おそらくABSセンサーのトラブルでしょう。ピットインし、ABSセンサーをチェックしセンサー部分を清掃した後、再度コースイン。その後は症状出ず、本戦前にハブ周りをオーバーホールした際のグリースが、この暑さで通常以上に悪さをしたものと思われます。

その後の予選でAドライバーのスティントではノートラブルで周回を重ね難なく予選終了、このまま順調に行くかと思われたのですが、その後に行われたBドライバーの予選中に、スロットル系のトラブルが発生、スロットルペダルを目いっぱい踏み込んでも全然パワーが出ないとの症状。ピットインし、ECUデータを読み込ませ予選終了まで残り5分でコースへと送り出します。

とにかくタイムさえ残せれば予選通過という状況で、なんとその日のチームベストラップを記録し、無事予選通過いたしました。

その後、症状は出なかったものの不安を残しつつ、翌日の決勝を迎えることとなりました。

決勝では、前日の不安が的中、ローリングスタートを決めて見事に数台をラップしたのですが最終コーナーで昨日のスロットル系のトラブルが再発、スロー走行を余儀なくされます。何とかピットまでたどり着き各部をチェックするも原因は特定できず、ドライバー交代だけ済ませコースへ、その後は順調に周回を重ね25周目にルーティンのピットイン、給油とドライバー交代を済ませコースへ復帰します。

少し安心できたのもつかの間、またもやスロットル系のトラブルでスロー走行しピットへ、インジェクションコイルやハーネスの接続をチェックするも原因特定にはいたらず難しい判断をすることになりました。ピットでは、異常なく回転数もあがります。おそらく振動や暑さでセンサー異常を引き起こすのでしょう。次に発生したらリタイヤも考えようということで、ドライバー交代だけ済ませコースへ。

そうすると、どういう訳か順調にラップを重ねるではありませんか。

なんとか7時間走りきれるかも、そろそろルーティンのピットストップ、ピットインのサインを準備しかけた時にそのアナウンスが無情にひびきました。

「1コーナーで3台がからむアクシデント発生! 〇〇号車、〇〇号車、76号車がストーップ!」・・・・。

その瞬間、我がチームの今年のJoy耐は終了。ドライバーが無事だったことが唯一の救いとなりました。マシンは・・・・・。

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