8月14日に富士スピードウェイにて開催される、軽自動車オンリーのイベント「K4GP」に向けて、TEREXS(非分解整備洗浄システム)を施工いたしました。
先の「もてぎEnjoy耐久レース」での思わぬ結果から、時間的にも予算的にもエンジンオーバーホールする余裕は無く、以前から進められていたTEREXS(非分解整備洗浄システム)に踏み切りました。
結果はというと、まず低速域での振動が減りエンジン音が静かになりました。確実にエンジン内部でのフリクションロスが軽減されたためだと思われます。
今年は、レギュレーションでガソリン搭載量が史上最も厳しく制限されたため、かなりの燃費走行を強いられます。間違いなく効果を発揮してくれるであろうと期待しております。
TEREXS(非分解整備洗浄システム)とは、
エンジンの内部は年月、走行距離が経過するごとにカーボンやスラッジといった垢やススが堆積されています。オイル交換を行っていても、オイルの交換だけでは取れきれない汚れは、蓄積されてエンジン内部に堆積されます。これを解決するには、エンジンを分解して清掃するしかありませんでした。俗に言うOH(オーバーホール)です。昔の車は金属の耐久性も現在の車ほどありませんでしたので、エンジンやミッションなどを全分解して磨耗、破損した部品を交換したり不良箇所を修正し再組み立てを行ってました。一定の走行距離に達したときにエンジンをオーバーホールすることが必要でした。現在の車はほとんど必要なくなりましたが、カーボンやスラッジの蓄積はエンジンの不調に表れてきます。ピストンリングにそれらが固着すると従来のピストンリングの役割が劣化してピストンとシリンダーに隙間ができて燃焼室にオイルが入り込んでしまったり。ピストンリングのオイルかき落とし性能の低下で白煙の発生、オイル消費の原因になったりします。これらは点火プラグの汚損やさらにピストンリングの膠着などを引き起こすこともあります。これらは圧縮の低下で燃費の悪化、レスポンスの低下になって表れます。アクセルレスポンスの低下やアイドリング時の振動、バラ付きになって表れます。 |